『最底辺のポートフォリオ』が問い直した、途上国の「貧困と金融」

本コラムの執筆時点である10月上旬。次々と発表されるノーベル賞の各分野の選出が世間を賑わせています。約10年前の2006年には、バングラデシュのマイクロファイナンス機関である「グラミン銀行」と、その創設者であるムハマド・ユヌス氏がノーベル平和賞を受賞しました。 1970年代に米国留学を終えて母国に帰国し、経済学者として教鞭をとっていたユヌス氏は、貧困に苦しみ、高利貸しからお金を借りざるを得ない人々を数多く目の当たりにしました。そして、貧困層の小規模事業に小口の融資をすることを通じて貧困削減を目指す、「マイクロクレジット」の提供を始めました。これは、貧困層のニーズに合わせて貯蓄や保険などのサービスを拡充する「マイクロファイナンス」へと、後に転換していきます。 グラミン銀行の成功もあり、マイクロファイナンスは数多くの途上国に普及していきます。しかし、「貧困層がどのようにお金をやりくりして生活しているのか」ということは、明らかになっていませんでした。その点を画期的な研究手法で分析したのが、今回紹介する『最底辺のポートフォリオ』(みすず書房、原題:Portfolio of the Poor)です。開発経済学者のモーダック氏やマイクロファイナンス機関の創設者であるラザフォード氏らが執筆しました。 彼らの研究手法は、ずばり「貧困層の家計簿を作る」ということです。従来の調査のほとんどは、家計の収入や貧困者数をある時点だけ記録する「スナップショット」のようなもので、一定期間のお金の流れに着目したものはほぼ皆無でした。モーダック氏らは複数国の貧困層の家計簿を収集することを通じて、貧困層の「お金のやり取り」に迫ったのです。その結果、次のようなことが明らかになりました。 第一に、貧困層の収入は低いだけでなくかなり不安定だということです。例えば、開発経済の分野では「1日2ドル以下で生活する人が●億人」という議論がなされますが、「1日2ドル」というのはあくまで一定期間の平均値であり、調査対象世帯の中には2ドルを大きく上回る日もあれば収入が全くない日も珍しくありませんでした。日々の生活をやりくりするだけでなく、災害・病気などの緊急時への対応にも迫られるという貧困層の直面する問題が、明らかになったのです。 更に、貧困層は様々な「金融ツール」を使うことで日々の生活をやりくりしていることも、調査から分かってきました。図表はある調査世帯のバランスシートですが、資産・負債にはマイクロファイナンス・ローンだけでなく様々な項目が並んでいることが分かります。リスクレベルの異なる「金融ツール」が、調査対象世帯では平均9つも利用されていました。貧困層の「お金のやり取り」は想像していたよりも単純ではなかったのです。 貧困層のバランスシートを仔細に見ると、マイクロクレジット以外にも家族・友人や高利貸しなど、様々な「インフォーマル」な手段を貧困層が利用していることも分かってきます。銀行などのフォーマルな金融へのアクセスがない貧困層にとって、より信頼できる「セミフォーマル」な金融サービスを提供するマイクロクレジットの登場は非常に画期的でした。しかし、インドや南アフリカなどではマイクロクレジットの利用はそこまで進まず、むしろ家族や友人から借り入れをしたり、年率数百%という一見不合理に思える高利貸しを利用したりする貧困層は少なくありませんでした。 図表:バングラデシュのある調査世帯のバランスシート (注1)実家への送金は、返済の義務が生じるケースや送金側の使用する資産の形成に利用されるケースが多いため、資産として扱っている。 (注2)マネーガードは、後日ある目的で使うまでお金を取っておきたいという人が家族・友人などにお金を預ける仕組みである。 (出所)モーダック・ラザフォードほか(2011)より作成 では、マイクロクレジットの利用が思ったほど進まなかったのは何故なのでしょうか。モーダック氏らは、貧困層が主に金融サービスに「柔軟性」「利便性」「信頼性」を求めるなか、従来のマイクロクレジットには「柔軟性」が欠けていたのではないか、ということを理由に挙げます。毎週のミーティングに時間通りにローンオフィサーが来て正確な額のお金を貸してくれるし、高利貸しよりも低利であるということから、マイクロファイナンスには「信頼性」がある。その一方で、「毎週一定額の返済や貯蓄が求められること」など、「柔軟性」が欠けたサービスであることを、彼らは指摘するのです。さらに、貧困層の金銭の管理の難しさは収入の少なさよりも、「得られるタイミングが極めて不確実である」ことから、「信頼性」は低いが「柔軟性」は高いインフォーマルな金融手段に依存せざるを得ないのではないかとも、本書で示します。 著者らは、グラミン銀行を始めとしたマイクロファイナンス機関が、従来のマイクロクレジットから保険・貯蓄など様々な金融サービスを提供するようになったことを評価はしています。しかし、途上国の貧困層の「お金のやりとり」を明らかにすることによって、「貧困層のキャッシュフローの現実に即したサービス」をもっと提供すべきだと主張しています。このように、「顧客本位のマイクロファイナンス」のために何が必要であるかを画期的な調査を説得材料に説いたという点が、『最底辺のポートフォリオ』が開発学の必読書として評価される所以でしょう。バナジー&デュフロの『貧乏人の経済学』、カーラン&アペルの『善意で貧困はなくせるのか?』と合わせて、「開発経済学の三部作」とも呼ばれています。 さて、最後に宣伝ですが、『最底辺のポートフォリオ』の著者の一人であるスチュワート・ラザフォード氏が10月22日(衆議院選挙の投票日!)の「マイクロファイナンスフォーラム」に登壇します。ラザフォード氏は研究者として目覚ましい業績があるのに加え、バングラデシュのマイクロファイナンス機関「セーフセーブ」の創設者でもあります。『最底辺のポートフォリオ』や貧困層が直面する金融の問題についてご興味のお持ちの方は、ぜひご参加ください! (調査グループ:森)   <10周年記念特別フォーラムのご案内> 〜世界の貧困削減に向けて〜 これからのマイクロファイナンスを語ろう! 日時:2017年10月22日(日) 12:45~16:30 (12:15開場) 場所:一橋講堂 アクセス: 東京メトロ半蔵門線、 都営三田線、 都営新宿線 神保町駅(A8 ・ A9 出口)徒歩 4 分 東京メトロ東西線 竹橋駅 (1b 出口) 徒歩 4 分 参加費:一般 3,000円 学生 1,000円 ※同時通訳機付きは、別途500円かかります フォーラムの詳細とお申し込みはこちら  

貧困削減と金融包摂を目的とするマイクロファイナンスの歴史

マイクロクレジットの勃興  マイクロファイナンスの起源としての「共同体の結束力を用いた小規模金融」は18世紀以前から存在していました。日本の頼母子講や朝鮮半島の契、ガーナのsusu、インドのchit fundなどがそれにあたります。そして、第二次世界大戦後には、農業発展を促すための信用貸付が途上国を中心に大規模に普及しました。1950年代から70年代には、政府主導で地方自治体所有の金融機関や農業組合を通じた農業生産性向上のための小規模貸付プログラムが数多く実施されています。しかし、これらは往々にして、返済率が低いことや農業生産性向上に必要な長期融資は大農家に集中しがちであったことなどの問題を抱えていました。  こうした途上国開発政策と並行して、1970年代には小口融資(マイクロクレジット)を提供する民間団体が各地で登場しました。例えば、1974年にはバングラデシュの農村開発NGOのBRAC (Bangladesh Rural Advancement Committee)が融資プログラムを提供し、2006年にノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌスも1976年に同国でマイクロクレジットを開始しました。ラテンアメリカでも、1973年からACCIONが実施しています。これらの組織が提供するマイクロクレジットは90%以上という高い返済率を維持しつつ、貧困層を対象に堅実に顧客を拡大させていきました。 金融システムアプローチの登場  一方で、マイクロクレジットが普及するにつれ、貧困層は融資以外の金融サービスも求めていることが徐々に分かってきます。例えば、先進国に住む私たちは想像しづらいかもしれませんが、途上国の多くの貧困層は貯蓄をする際に金利を受け取るどころか、「手数料を支払う」ことも少なくありません。手元に現金があるといつの間にか使ってしまうので、手数料を払ってでも貯蓄できた方がましだ、と考える人々が多いためです。貧困層の間では融資だけでなく貯蓄のニーズも高かったのです。  そのため、1990年代には融資だけでなく、顧客の多様な金融サービス需要に合わせた金融システムを構築するべきだとする「金融システムアプローチ」が登場し、支援の主流となっていきます。貧困層への融資を行うマイクロクレジットから、それ以外の貯蓄・保険・送金など多様な金融サービスを提供するマイクロファイナンスへの変化はこの時期に起こったと言われています。 「連帯責任制」から「個人融資制」へ  融資の方法にも変化が見られました。当初マイクロクレジットにおいては「連帯責任制」が普及していました。融資を希望する村人を5人組のグループにした上で、その中で順番に融資を受けられる仕組みです。貧困層である借り手の信用リスクが高い分、連帯責任制を取ることで仲間を裏切れない気持ちとピア・プレッシャー(仲間同士の圧力)を働かせることにより、高い返済率を維持していました。 図表1:マイクロファイナンスに関する年表  しかし、借り手であるグループのメンバーはメンバー自身が選別するため、返済が難しいと思われてしまうと、より貧しい人々はグループに入れてもらえず、マイクロクレジットにアクセスできません。また、もっと自由にお金を借りたいという人々にとっても、グループの他のメンバーと借入額を合わせなければならない点で連帯責任制はあまり好ましくない仕組みです。そのため、「個人融資制」と呼ばれる、個人に融資をするスキームも増えてきました。連帯責任制を導入し、普及させた存在であるグラミン銀行も2002年には個人融資制を採用するようになりました。 商業化とその反省  2000年に、国連ミレニアムサミットにて国連ミレニアム宣言が採択され、2015年までに採択する目標としてミレニアム開発目標(Millennium Development Goals: MDGs)が掲げられました。この流れを受け、国連は開発途上国の貧困撲滅と自立支援を趣旨として、2005年をマイクロクレジット元年と宣言しています。これらにより、2000年代以降はマイクロファイナンスへの注目度が高まり、様々な主体がマイクロファイナンス市場へ参入するようになります。そうした中で、規模の大きなマイクロファイナンス機関は新規上場(IPO)を行うなど、商業化の動きを進めていきます。年率100%を超える金利を設定するマイクロファイナンス機関も見られ、2000年代後半から貧困層の多重債務が問題視されるようになりました。  この反省から、マイクロファイナンス業界において、過剰債務の回避や顧客への説明責任などを求める「顧客保護原則」を実施する運動として「スマートキャンペーン」が設立されました。また、マイクロファイナンス機関の評価や格付においても、「顧客保護原則」が守られているかなどといった社会的業績管理(SPM:Social Performance Management)の考え方が普及してきています。 近年の潮流  近年、政府機関や国際機関、民間団体などは、貧困層が必要とする金融サービスを利用できる状況を「金融包摂(Financial Inclusion)」と呼び、その実現へ動いています。実現のための手段は、融資、保険、貯蓄などの金融サービスや金融教育の提供など様々です。  これらの手段のうち、近年注目を集めているものの一つはデジタルファイナンスです。例えば、2007年にケニアでモバイル送金サービス「M-PESA」が開始され、その後飛躍的に普及しています。2014年の世界銀行の調査によると、ケニアでは金融機関の口座を保有する人よりモバイルマネー口座を保有する人の方が多いとみられます(図表2)。また、世界的なクレジットカード会社や金融機関なども途上国のデジタルファイナンス事業に参入しており、金融包摂のさらなる進展が期待されています。(出所)世界銀行より作成 参考文献 バナジー, E.デュフロ(2012)『貧乏人の経済学 もういちど貧困問題を根っこから考える』, 山形浩生訳, みすず書房 World Bank, ”Global Findex 2014” http://www.worldbank.org/en/programs/globalfindex 粟野晴子(2015)「マイクロファイナンス中級講座1『マイクロファイナンスはどのように変遷したのか、そこから何を学べるか』」http://www.oikocredit.jp/library/mf-lec/int1/ 岡本真理子・粟野晴子・吉田秀美(1999)『マイクロファイナンス読本』, 明石書店

マイクロファイナンスの目的と特徴

世界には、金融サービスを受けられない人々が20億人いる   マイクロファイナンス(Microfinance)とは、 貧困層や収入の低い世帯向けに提供される金融サービスの総称であり、 名前の通り、金額が小規模なものを指します。貧しい人々に小口の融資や貯蓄、保険などの金融サービスを提供することを通じて、 彼らの農業や自営業の運営に役立て、教育の改善や病気・災害などのリスクへの対処を可能にし、貧困の克服と自立を支援する ことがマイクロファイナンスの目的と言えます。 図表1:マイクロファイナンスの概念図 (出所)岡本・粟野・吉田(1999)を基に作成   マイクロファイナンスは、もともと、小口融資を通して貧困層をサポートする マイクロクレジット(Microcredit)が中心でした。1970年代にラテンアメリカやアジア諸国からこの金融サービスが広がり、 多くの貧困者が非合法な高利貸しへの依存から抜け出したと言われています。現在は、約1,400の金融サービス提供者が 1,060億ドル(約10兆円)もの貸し出しを行っており、借り手数は約1.3億人にのぼると言われています(図表2)。 この数字はマイクロファイナンスのデータベースであるMix Marketに報告されたものに限定されており、 実際はより多額の融資が行われていると思われます。 図表2:マイクロクレジットの現状 (注1)借り手数は、現在借り入れを行っている借り手。 (注2)Mix Marketに報告されているものに限定。実際は上記の数字より大きいものと推察される。 (出所)Mix Marketより作成   マイクロクレジットを主なサービスとしていたマイクロファイナンスですが、 貧困層がその他の様々な金融サービスも必要としていることから、貯蓄や保険なども提供するようになります。 時代が進むに連れ、マイクロファイナンスはマイクロクレジットだけを指すものではなくなるのです。 2014年時点では、マイクロファイナンス機関(マイクロファイナンスを行う機関)の半数以上が 貯蓄・保険サービスを提供しています。さらに、教育や起業、女性の社会進出支援など、 非金融サービスを提供することで包括的に貧困削減を目指す機関が一定程度あるのも、注目すべき点です(図表3)。 図表3:マイクロファイナンス機関による貸出以外のサービス(2014年) (注)Mix Marketに情報提供を行っているマイクロファイナンス機関のみの集計データ。 (出所)Convergences “MICROFINANCE BAROMETER 2016” より作成 マイクロファイナンスにはどのような特徴がある?   マイクロファイナンスの特徴の一つは、持続可能性の高さです。 ボランティア活動は人材や資金不足の問題から、持続可能な活動になりにくことがあります。 一方で、マイクロファイナンスは、貧困削減や金融アクセスの提供を行うだけでなく利潤も追求するので、 継続性が期待できると言えるのです。例えば、小口の融資であれば、 通常は融資を行うコスト(人件費や情報管理のための設備投資費、事業を行うための固定費等)をまかなうことができる 貸出金利を設定し、利潤を得られるようにしています。   また、マイクロファイナンス機関の顧客との接し方が、通常の商業銀行と異なることも特徴です。 例えば、多くのマイクロファイナンス機関では各地域の顧客が集まるセンターミーティングを毎週開催し、 そこで融資の回収や金融教育を行うなど、貸し倒れを少なくするための工夫をしています(図表4)。 さらに、毎週貯蓄を行うルールを設けることで、 資産形成や不測の事態への対応力の強化を図っている例も少なくありません。   普通の融資を受けることが困難な貧困層を対象としているマイクロファイナンスは、 リスクを引き下げつつ事業の持続可能性を担保するため、このように様々な工夫をしていると言えます。 図表4:センターミーティングの風景 (注)TYM(ベトナムのマイクロファイナンス機関)のセンターミーティング(2017年3月)。 (出所)筆者撮影 参考文献 Convergences, “Microfinance Barometer 2016” http://www.convergences.org/wp-content/uploads/2016/09/BMF-EN-FINAL-2016-Version-web.pdf 岡本真理子・粟野晴子・吉田秀美(1999)『マイクロファイナンス読本』, 明石書店

世界の貧困層の現状と課題

世界には、金融サービスを受けられない人々が20億人いる   私たちの生活は金融サービスと密接に関わっています。日本では、多くの人は銀行や郵便局に預貯金口座を持ち、銀行口座経由で給与を受け取ります。大学進学時に教育ローンや奨学金を借りた人や、将来に備え各種保険に加入する人も少なくないでしょう。   しかし、このような基礎的な金融サービスにアクセスできない「金融排除(Financial Exclusion)」と呼ばれる状況に直面する人々が、世界には少なくありません。   2014年現在、世界では20億人が基礎的な金融サービスを受けられない状態にあると言われています。下図は、各国の銀行口座を保有する人の割合で色分けされた世界地図です。日本も含めた多くの先進国では90%以上の人々が銀行口座を保有するのに対し、アフリカ諸国や東南アジア諸国では40%を下回る国もあります。国によって基礎的な金融サービスへのアクセスに差があることがここからは窺えます。   また、「金融排除」に直面している20億人のうちの6割弱が、日本に住む私たちに身近なアジア地域の人々です(図表2参照)。例えば、インドでは約4.2億人もの人々が基本的な金融サービスを受けられていません。さらにパキスタンやカンボジア、ミャンマー、ベトナム等では、6割以上の人が銀行口座を持っていません(図表3参照)。95%以上の人が銀行口座を持つ日本とは違う光景が、同じアジアの数か国では広がっているのです。 お金を借りられない貧困層が抱える問題とは?   基本的な金融サービスを受けられないと、どのような問題が生じるのでしょうか? まず、「お金が必要な時に借りることができない」ということがあります。途上国では農業に従事する人々が多く、収入を増やすために生産性を高めるには、農機具を購入したり種や肥料を購入したりすることが必要です。健康的な生活を送るために、屋根のある衛生環境の良い家に住むことも重要です。子供がいれば、教育費等の一時的な資金需要も発生します。災害や病気、事故等に備えるためにもお金は必要です。しかし、お金を借りられなければ、これらのこともできなくなります。   さらに、金融アクセスが乏しい人々は仕方なく村の高利貸にお金を借りてしまうという問題も少なくありません。高利貸の要求する金利は年率数百%にもなることもあります。事業を始めたとしても利益のほとんどが高利貸の手に渡ってしまう可能性があり、これでは借り手の生活は一向に改善されません。   このように、「金融排除」にあることから生活を豊かにするための資金を手に入れられず、貧困からなかなか抜け出せない人々が途上国には少なくないと言われています。このことを背景に、様々な政府機関や国際機関、民間団体等は、「金融排除」に対して貧困層が必要とする金融サービスを利用できる状況のことを「金融包摂(Financial Inclusion)」と呼び、実現に向け動いています。その一つの仕組みが「マイクロファイナンス」なのです。     参考文献 World Bank, ”Global Findex 2014” 岡本真理子・粟野晴子・吉田秀美(1999)『マイクロファイナンス読本』, 明石書店 ~ To Be Continued. ~

国税庁認定から都庁認定への切替手続が完了しました

国税庁認定から都庁認定への切替手続が完了しました March 21, 2017 Living in Peaceは、2017年3月15日付けで東京都より特定非営利活動促進法第44条第1項の認定を受けたことをご報告いたします。 当法人は、旧認定制度に基づき国税庁長官による認定を受けておりましたが、2017年7月15日に当該認定の有効期間が満了することに伴い、この度、新たに認定取得手続を行いました。 2012年4月1日に施行された「特定非営利活動促進法の一部を改正する法律」による新制度では、所轄庁が国税庁から東京都へと変更されたため、この度の認定は東京都による新規の認定となります。 認定の有効期間は2022年3月14日までの5年間(2017年3月15日から同年7月15日までの間は国税庁及び東京都の認定が併存)となります。 この度の新規認定により、寄付者のみなさまにおかれましては、旧制度に基づく認定有効期間満了後も引き続き同様の税制優遇制度をご利用頂けます。 今後も「機会の平等を通じた貧困削減」に向けて邁進して参りますので、引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。 【都庁の認定NPO情報】 http://www.npo.metro.tokyo.jp/ 【税制優遇措置】 http://www.kodomo.living-in-peace.org/tax-deductibility/

新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞ宜しくお願い致します。 早いもので、Living in Peaceは今年の10月で創立10周年を迎えます。これまで私たちにご指導とご支援をくださり誠に有難うございました。 私たちが創立1年後に開催したマイクロファイナンス・フォーラムにてマイクロファイナンス投資を提唱した2008年と今とでは、日本の状況もだいぶ変化しました。近年においてはマイクロファイナンスに直接・間接に投資をするファンドが他にも現れましたし、昨年9月にはJICA、JBIC、住友生命らが欧米の大手マイクロファイナンス投資ファンドに合計100億円以上の投資をすることが発表されました。これは、マイクロファイナンスへの投資がメインストリームの投資家からも認知されるようになったことを意味しており、大変に感慨深いニュースでした。 一方で、このマイクロファイナンス投資への機関投資家の参入に伴い、試行錯誤をしたのがLIPの2016年でした。そもそもNPOとは社会課題の解決における調査・研究・実験機関であり、自分たちが社会課題解決における複製可能な先行事例を作った後には、それをもっと大きな規模でやってくれる組織に譲るべきであると私たちは考えています。その観点に立つと、単にマイクロファイナンス投資ファンドを企画するだけでは、私たちはもはやNPOとしての社会的使命を果たせないような状態になったといえます。 次に開拓するべき新しい事業を見つけるのは簡単なことではないのですが、皆で議論を続けた結果、いくつかの新しい事業の方向性を見出すことができました。今年は一年をかけてその仮説検証に動いていきたいと考えています。 2017年も良いニュースをお知らせできるように努力して参りますので、引き続きどうぞ宜しくお願い致します。 慎泰俊 photo by Taejun Shin

〜年末SPECIAL〜 女子会形式でご報告! 2016年の振り返り

2016年も、LIPマイクロファイナンスプロジェクトを応援くださり誠にありがとうございました。ここでは、 年末SPECIALと題して、広報グループがLIPの一年を振り返った様子をほんの一部ですがお届けします!   <自己紹介> ヒトミ:LIP歴5年。広報グループリーダー。”広報グループの詩人”と名高い、ほのぼのとした文章でfacebookやtwitterを発信。来年の楽しみは大橋トリオのツアー。 キョウコ:LIP歴3年。本業はライター&エディターで、メンバーの文章に容赦なく赤を入れることも。趣味は夢を見ること。今年一番のホラーは、前歯が全部抜ける夢。来年の初夢はいかに!? キョウ:LIP歴2年にして看板娘。スピーディーな仕事ぶりで多くのメンバーの尻を叩く。デジタルに強く、WEBリニューアルにも積極的に貢献。「ときには人に頼る」が来年の目標!?   スタディツアーとマイクロファイナンスフォーラム。 二大恒例行事を今年も楽しみました!!   キョウコ:今年1年、おつかれさまでしたー! ふたりがいちばん印象に残ったことは? キョウ:私は8月に行った、カンボジアへのスタディーツアー。LIPメンバー5人に加えて今年は11人の方に参加いただき、マイクロファイナンス機関のSAMICを訪問しました。 ヒトミ:もはや毎年の恒例行事だけれど、参加するたびに新たな発見があるよね! キョウコ:私は初めて参加。3泊4日と短いツアーだったけれど、SAMICの2つの支店訪問に加えて6人の顧客に会い、直接お話できたのが勉強になりました。 キョウ:マイクロファイナンスを通して暮らしがよくなった人の話だけではなく、あまり暮らしが変わらない人の声も聞けたのがよかった。 キョウコ:参加者からも、「マイクロファイナンスにも光と影があることが、現場を見て実感できました」などの感想をいただいたよね。 ヒトミ:私がいちばん印象に残ったのは、これも恒例となっているマイクロファイナンスフォーラムかな。今年は「マイクロファイナンスと保健医療」がテーマで、120名の会場が満員御礼! キョウ:活動を通じて、マイクロファイナンス機関の顧客が病気により仕事を続けることができず、ローンの返済を滞らせてしまい、結果として貧困から抜け出せないという例を目の当たりにしたのが、このテーマを選んだきっかけでした。 キョウコ:保健医療に関してはそんなに知識がなかったから、方向性を決めるのに苦戦したよね。ワードひとつにしても、「ヘルスケア」「保健」「公共衛生」…どの言葉がいちばんしっくりくるのかとか、悩みました。 ヒトミ:でも結果として、青木基浩さん(AfriMedico 理事)、白幡利雄さん(AMDA社会開発機構 海外事業部 プログラム・コーディネーター)、竹中裕さん(JICA国際協力専門員)、出口治明さん(ライフネット生命保険株式会社 代表取締役会長)の4人のゲストの協力のもと、途上国の母子保健問題から日本の国民皆保険まで幅広く勉強できました!  WEBリニューアルに独自ドメインのメールアドレス導入。 デジタル面でも進化   キョウ:あと、今年はさまざまな外部イベントにも参加したよね。7月には、「DODAソーシャルキャリアフォーラム」に登壇。プロボノに興味がある100 名近くの方々が集まり、LIPの活動内容に加えてメンバー一人ひとりがどんな思いをもっているのかや、どのように本業と両立させながらNPO活動を続けているのかなどについて、ざっくばらんにお話しできたのがよかった! キョウコ:同じく7月に、マニラで開催された、Microfinance Council of the Philippines(マイクロファイナンスネットワーク機関)の年次総会にも、LIPメンバー2人が参加したよね。フィリピンの主要なマイクロファイナンス機関が集まって、マイクロ保険や持続可能なゴール、ヘルスケア、居住環境の改善など、様々な議題とマイクロファイナンス機関の関わりについて発表。参加したメンバーは、「マイクロファイナンス機関の方々と意見交換をして、多くのインスピレーションを得ることができた!」と言っていました。 キョウコ:広報グループに特化すると、今年は何を成し遂げたっけ…? キョウ:デジタルに強いメンバーが入会して、WEBの大幅なリニューアル(http://www.living-in-peace.org)ができたのは大きな収穫だったなー。「おしゃれになりましたね」って、この間も見学者の方が言ってくださって、うれしかった♡ キョウコ:コンテンツが同じでも、見せ方によって読み手への印象はずいぶん変わるよね。来年もどんどん洗練された発信をしていきたい! キョウ:facebookやtwitter発信ももっともっと頑張りたいしね。 ヒトミ:あの、地味だけど・・・ キョウコ:なになになに? ヒトミ:個人的には、メンバー全員のメールアドレスを発行して@living-in-peace.org になったのがうれしかった。なんか、プロフェッショナル感アップというか。 キョウコ:今年の“地味にすごい賞”かも!!! キョウ:え、そんな賞あったっけ?(笑) ヒトミ:ところで、キョウコさんの印象に残ったことをまだ聞いてない! キョウコ:ずばり、爽やか系男子がたくさん入会したこと!(笑)。 ヒトミ:最近入会した男性は、アメリカ留学中の“王子N”を彷彿とさせるジェントルマンぶりで、早くも“王子の再来”とあだ名がついたしね。 キョウコ:え、それって誰のこと? 写真見たいー!♡ ——ここからただの女子会、しばらく続く。

アフリカの事例から考える携帯電話とマイクロファイナンス

     ある農村に、明日の食べることにも苦労する女性がいた。彼女は銀行に行ったこともお金を借りたこともない。ある日、彼女はマイクロファイナンス機関のローンオフィサーに出会う。お金を融資してもらい、小規模な事業を始める。月に何度も訪ねてくるローンオフィサーから直接金融教育や経営指導も受け、事業は軌道に乗り、彼女の生活は劇的に変わった―――。 というのが、マイクロファイナンスのよくあるストーリーだ。今、このストーリーがアフリカでは変わろうとしている。    発端は、携帯電話の普及だ。未だに飢餓で苦しむ人が多いアフリカで携帯電話? と、意外に思う人もいるかもしれない。ところが、アフリカでは電気のないような田舎にも携帯電話が普及しているのだ。たとえば、ケニアでの普及率は9割に近い [1]。主な理由としては、携帯電話が安価になったことと、携帯電話会社がプリペイド式を一般化し料金を下げたことが挙げられる。ちなみに、電気のない村で充電はどうするのかというと、発電機や太陽電池を使う。 インフラの不整備と人口密度の低さ。ふたつの課題を携帯電話が解決    アフリカは、マイクロファイナンス機関の浸透率がラテンアメリカやアジアに比べて低かった[2]。その主な要因はインフラ整備の遅れと人口密度の低さだ。マイクロファイナンス機関は「高コスト低リターンの薄利多売」の事業をしているので、運営コストを賄う為には一つの支店が受け持つ顧客数を増やす必要がある。しかし東アフリカは都心部を除くと、一つの村から近隣の村までが遠く、広大な土地にポツポツと村が点在しているような状況だ。マイクロファイナンス機関のスタッフが各顧客とコミュニケーションを取るために訪問していては、移動コストが嵩む。さらに、村から村への移動の道路が整っていない為に、移動手段用に車両を購入しなければいけないなど、運営コストを圧迫する。    そこで、マイクロファイナンス機関は通信会社とタッグを組み、携帯電話を使って送金するサービスを開始した。ケニアでは大ヒットとなり、成人人口の3割が利用している[3]。なお、ここでいう携帯電話とは、iPhoneのような高価なスマホではなく、メッセージだけが送れる一昔前の機械を指す。送金はメッセージを打つだけでできるから、どんな携帯電話でも対応可能なのだ。この送金サービスを応用し、マイクロファイナンス機関は移動コストを削減しながら、顧客を確実に増やしている。    さらに、融資だけではなく他の金融商品の提供も始めている。ある機関は、融資する際に必要となる信用情報を携帯電話の支払い状況から把握し融資額を決めたり、干ばつや洪水に苦しむ農家には保険サービスも提供したりしている[4]。 携帯電話は本当にマイクロファイナンスの有効ツールなのか?  携帯電話によって、マイクロファイナンスには明るい未来が約束されたのか。ここで、ひとつ懸念するのは、マイクロファイナンスとは人と人が繋がって成立するpeople’s businessであるという点だ。担保などを持たない貧困層を顧客対象とするマイクロファイナンスは、顧客との信頼関係の度合いが返済率へ大きく影響する。携帯電話ばかりに頼っていると、その返済率が悪化するかもしれない。もちろん、対面というアナログのコミュニケーションが善でデジタルのコミュニケーションが悪、という単純な話ではない。しかし、営業経験のある人ならわかるかもしれないが、電話だけで営業をするよりも直接会って話をした方が顧客と信頼関係を築けることは多いのではないだろうか。    一方で、機関は携帯電話というテクノロジーを業務効率化やコスト削減のために使い、その分で生まれたリソースをさらなる貧困層への顧客拡大や新しい金融商品の開発等に活用することができる。携帯電話を単なるコミュニケーションツールではなく、新たなテクノロジーとして日常業務に取り入れることにより、マイクロファイナンスの可能性を広げられるのだ。この点では、携帯電話により、マイクロファイナンスは飛躍的に進化し得ると言える。   アフリカでよく目にする風景のひとつが、この携帯充電ステーション。   Text & Photos/Koji Arisawa   【参照】 [1] Kenya’s mobile penetration hits 88 per cent, http://www.ca.go.ke/index.php/what-we-do/94-news/366-kenya-s-mobile-penetration-hits-88-per-cent [2] Page 11, Figure 1.1: Account penetration, http://documents.worldbank.org/curated/en/187761468179367706/pdf/WPS7255.pdf#page=3 [3] Page 41, http://documents.worldbank.org/curated/en/187761468179367706/pdf/WPS7255.pdf#page=3 [4] How M-Shwari Works: The Story so far, http://www.cgap.org/publications/how-m-shwari-works-story-so-far

〜2016年もプチ漫画付きでナビゲート!〜 保健医療をテーマにマイクロファイナンスフォーラムを開催!

—登場人物紹介— <左> オオノ 調査グループ。今をときめく外資系コンサル勤務の働きマン。論理的思考能力の高さやコンサルインテリ用語で他メンバーを圧倒する。 <中> テジュン 我らがLIP代表。本業で世界を駆け回るジェットセッターでありランナー。好きな食べ物は参鶏湯と焼肉、コンビニスイーツ。 <右> キョウ 入会1年以上を経過し、新米キャラはどこえやら。テキパキした仕事ぶりでメンバーの尻を叩く存在に!料理を作るのも早い。 今年もテーマがマニアック!? 2016年度のマイクロファイナンスフォーラムのテーマは、「マイクロファイナンスと保健医療」。昨年に引き続き、広報チーム・キョウのナビで見どころをリポートします! マイクロファイナンスと保健医療はどうつながる?   —ある週末の夜、キョウ宅にて。   キョウ:ちょっとオオノさん、早くしましょうよ! オオノ:え、何のこと? もうキョウさんが作った料理なら全部食べたよ。美味しかったー。 キョウ:違いますよ! 今年のフォーラムのテーマです。早く考えないと! オオノ:それね。実は私の頭のなかでは結構固まってきてるんだ。もうイシューは明確だし、今週中には何らかのアウトプットを出すつもりだったんだけどリソース不足で。 キョウ:(出た、外資コンサル用語・・・)今、この場でしちゃいましょう! オオノ:実は、マイクロファイナンスと保健医療の関係が気になっている。ベトナムでマイクロファナンス機関や顧客に話を聞いたら、機関から支援を受けていざ生活を立て直そうとしても、体調を崩して働けなくなり、お金が返せない…という顧客が多い印象をもったんだ。マイクロファイナンスをきっかけに、改めて健康の大切さを思い知った、という感じかな。 キョウ:なるほどー。でも、“金貸し”と”健康管理”ってなんか遠いような気がするんですけれど。 オオノ:日本の金融機関を想像すると確かにね。でも、たとえばマイクロファイナンスのひとつの特徴として、センターミーティングがある。顧客が機関にお金を返す場であるとともに、読み書きを教えたりと教育の場として活用されているのは知っているよね? このセンターミーティングの場で、保健教育をしているマイクロファイナンス機関もあるんだ。それに、マイクロファイナンスというと、まず融資を考えがちだけれど、貯金や医療保険のサービスも提供しているし。 キョウ:”保健”と”保険“。実はダブルに絡み合っているわけですね。 オオノ:そうそう。そして、実際に顧客の医療ケアに携わっている人たちは、保健教育や保険サービスをどう捉えているのかが、非常に気になるところ。今回のフォーラムでは、医師など、医療関係者の方々を招いて進めたいと思っている。貧困問題は、健康問題の解決なくしては改善しない! キョウ:オオノさん、素敵!!!私、ついて行きます!!!今すぐ何かしたいです!!!夜食に作った参鶏湯、食べてください。きっとオオノさんの健康にいいですよー。 オオノ:確かに、私たち自身の健康管理も大切だよね。いただき・・・ テジュン:その参鶏湯、僕がほしいです。 キョウ&オオノさん:テジュンさん、いつの間に!? テジュン:空港から走ってきましたー。     医療問題の解決には国レベルの政策も求められる   テジュン:ところで、オオノさんの説明には大体同意です。保健医療や及び保険サービスの改善は大切。そして、同時に課題や限界も感じている。 オオノ:テジュンさんの現場の話も聞きたいです! テジュン:たとえば、アプリを作って、健康診断を気軽に受けられるようにしたケースがある。でも、実際は、健康診断を受けるマイクロファイナンス顧客の数はあまり増えなかった。1日仕事を休んで病院に行くことに、あまり重要性を感じない…合理的な意思決定として、検査を受けることを選ばない人が多いんだ。保健医療問題の解決には、もっとドラスティックなチェンジが必要なのかもしれない。 キョウ:民間、NPO/NGOレベルの保健教育や保険サービスだけだと追いつかないというわけですね。 テジュン:そう。国など、大きなレベルでのインフラや制度面の改善が求められていると思う。そこで、僕はフォーラムでは、日本の国民皆保険制度についても触れたい。すべての国民が何らかの公的医療保険に加入し、お互いの医療費を支え合うという国レベルの制度は、貧しい人の健康ケアという点で成功例。途上国の健康医療問題を考えるうえで、ヒントが多いと思うんだ。マイクロファイナンス機関として何ができるのかも探りたい。 キョウ:なるほどー。でも、国の政策レベルの話に、マイクロファイナンス機関って関与できるんでしょうか。 テジュン:国の政策は、市民レベルの働きもあって動くものではないかな? オオノ:マイクロファイナンス機関が、世界の健康医療問題を動かすトリガーに! キョウ:世界を変えるには、”お上に任せておく“のではなく、民の働きかけが必要ってわけですね! テジュン:その通り!そして、民の集まりであるNPOは、”ソーシャルな部分のアジェンダ設定組織”であるべきだと思っている。マイクロファイナンスフォーラムを続けてるうえでいちばん意識しているのは、あまりスポットライトが当たっていない問題を国や世の中に提起すること。時代の一歩先を進んでいきたい。今年の「マイクロファイナンスと保健医療」も、ほどほどに時代の先を読んだ良いテーマなのではないかな? あ、時間がない。そろそろまた走って次の打ち合わせに行かないと… (テジュン、走り去る) オオノ:テジュンさん、話に夢中になって参鶏湯を忘れてる! キョウ:えー! 私、追いかけてきます!…… だめだ、ランナー・テジュンの足は早すぎて追いつかない。一歩が大きすぎです!!! THE END   マイクロファイナンスフォーラム2016の詳細・お申し込みはこちら →http://peatix.com/event/201591/view

LIPメンバーと一緒に旅しませんか?参加者募集中! カンボジアスタディツアー開催

LIPメンバーと一緒に旅しませんか?参加者募集中! カンボジアスタディツアー開催 少し早いですが、夏休みの予定はお決まりですか? どこかを旅したいけれど、楽しいだけでは物足りない。現地の人と交流して、ツーリストではなくトラベラーとして過ごしたい。そんな人に注目していただきたいのが、LIPがH.I.Sと共同で企画するスタディツアーです。今年は8月20日(土)-24日(水)の4泊5日の日程で、カンボジア・プノンペンへ。マイクロファイナンス機関SAMIC(サミック)のオフィスとその顧客を訪ねます。 ここでは、LIPが考えるスタディツアーの魅力をまとめます。少しでも興味がある方は、ご一読ください! 1. マイクロファイナンスのありのままの現場へGO! ツアーでは、マイクロファイナンス機関SAMICを訪問し現地スタッフと交流するのに加えて、顧客(借り手)を訪ねる予定。日々どんな生活をしているのかや、お金を借りてどのような事業を行っているのかなど、顧客の話を聞くことができます。また、都心と農村部の両方を訪れる予定ですので、カンボジア国内の地域格差などを自分の目で確かめることも可能です。 「想像していたのと同じ風景だった」、あるいは逆に「覚悟していたほど貧困に苦しんでいる様子ではなかった」など、色々な感想をもつことでしょう。どんな経験もマイクロファイナンスを考え直すよい刺激になり、世界の問題をまたひとつ”自分ごと化“できるはずです。加えて、きっと、現地スタッフや顧客たちの一生懸命な姿に、こちらの方が励まされるほど前向きな力をもらえます。 2. お馴染みの観光地も新たな視点で楽しめる 2日目には、キリングフィールドやトゥルースレン、王宮などプノンペンの代表的な観光地を巡る予定です。訪れる場所は定番ですが、少々いつもと違う体験ができるのがスタディツアーの醍醐味。アイスブレイクも兼ねて観光するごとに感想を言い合う時間があるので、大人の修学旅行さながらに意見交換で盛り上がるのです。 実際、過去の参加者からは、「ガイドブックを読むのとは違う学びや視点が得られた」、「自分だけでは見えないものが、見えてきた」という声が上がっています。 風景の記憶とは、「建物がどんな形をしているか」という物理的な要素に加えて、「建物を誰とどんな気持ちで見たか」という自分がいた状況も一緒に定着されるもの。年齢も職業もさまざまなメンバーで楽しむスタディーツアーならではの、豊かな観光体験を心に刻んでください! 3.「社会を変える!」交流ができる。仲間ができる マイクロファイナンスを共通項に、参加者の親交があっという間に深まるのがスタディツアーの楽しいところ。マイクロファイナンスの貧困削減効果を中心に話が盛り上がって止まらなくなり、ホテルに戻って夜な夜な参加者同士で議論する…というシーンも過去にはありました。LIPのメンバーも数人参加予定です。 すべての人にチャンスがある世界を目指して、ぜひ仲間になりましょう!   【過去のスタディツアー記事はこちらから】 http://mf.living-in-peace.org/blog/2016/04/29/ベトナムスタディツアー2015-9レポート/ http://mf.living-in-peace.org/blog/2016/04/29/h-i-s-担当者に聞きました!-貧困削減への確かな一/   お申込み方法等の詳細は下記をご覧ください。LIP 一同、みなさまの参加を心待ちにしております! ——————————————- 【ツアー概要】 訪問地:プノンペン(カンボジア) 日程:2016/08/20(土) ~ 2016/08/24(水)の4泊5日間 旅行代金:159,000円 ~189,000円 ※早割 6/20(月)までのお申込で1万円引き 内容:サミックのオフィス訪問、融資先の事業視察、現地スタッフや顧客との交流ランチ等 詳細・お申込はこちら: http://eco.his-j.com/volunteer/tour/TF-HAN0001 ※8月は混み合う時期ですので、航空券がキャンセル待ちになる場合がございます。お早めにお申し込みください。